こちらの記事ではベビーカーで子どもと一緒にお花見するなら駒込駅にある六義園がおすすめな理由と2023年の桜の開花情報を掲載しています。
2023年桜の開花情報 ※2023年3月追記
2023年3月20日時点で枝垂れ桜は満開です。
3月23日頃からは雨の予報なので、今行くのがおすすめ!!
六義園では4年ぶりに夜のライトアップイベントが開催されることになりました!!
期間は2023/3/23-3/29の18:30-21:00まで。
価格はオンライン前売り券が900円、窓口当日券が1,100円。
チケットはこちらから購入してから行くことをおすすめします。
0歳の子どもを連れてワンオペで2022年3月に駒込にある「六義園」に行ってきました
「六義園」と言えば、枝垂れ桜の名所。
江戸時代には小石川後楽園と並び、二大庭園と称されたお庭です。
子どもが生まれる前には何度か行ったことがあるのですが、今回は0歳の子どもを連れて行ってきました。
子どもと2人、ワンオペで行ってきました。
バリアフリーのため、ベビーカーで難なく周ることができ、大人も楽しめる風情のある六義園をご紹介します。
0歳の赤ちゃんとの日々。おむつ替えて、ミルクあげて、泣いたら抱っこであやすワンオペの日々。
自然の美しさや季節の変化に気づく余裕をなくしていました。
桜はそのシーズンだけのもの。
赤ちゃんと一緒に六義園に行ってみて枝垂れ桜のその大きさと美しさに圧倒されました。
日々の育児の疲れがスーッと引いていきました。
赤ちゃんとのワンオペ生活は近視眼的になりがち。
季節の移り変わりを感じ、その美しさを実際に目にすることで、1日に彩りが生まれました。
育児に疲れ気味のママさんにもおすすめです。
ワンオペママがベビーカーで子どもと一緒にお花見体験するなら六義園がおすすめ
赤ちゃんの日光浴も兼ねてお花見がしたい。混んでるところや騒がしいところは避けたいなぁ。
桜の季節。
0歳の子どもとお花見したいと思ったけど、
- 動けないくらい人がいて混んでいるところ
- 宴会をしていてざわざわしているところ
- ベビーカーが使いづらいところ
は避けたいです。
都会とは思えない静けさで、バリアフリーでベビーカーでも安心。子どもと一緒にお花見するなら六義園をおすすめする理由を5つご紹介します。
理由① バリアフリーでベビーカーでも周れる
理由② 都会とは思えない静けさでワンオペの赤ちゃん連れにも安心
理由③ 赤ちゃんと大人が楽しめる本格的な日本庭園
理由④ お弁当もお茶も持ち込みOK!赤ちゃんと休憩できる
理由⑤ 周辺にベビーカーで行けるミュージアムやレストランがある
理由① バリアフリーでベビーカーでも周れる
普段からベビーカーで子どもとお出かけしています。
ベビーカーで行こうとすると、エレベーターやスロープがなかったり、階段や段差でベビーカーを持ち上げる必要があったり、苦労することも多いです。
六義園の嬉しいのはベビーカーでも回れるバリアフリーであるというところ。
多少の凸凹はありますが、階段や段差のないルートが用意されています。
ワンオペの困るところは、ベビーカーを一緒にもちあげてくれる人がいないことです。
駅などでたまに手伝ってくれる方もいますが、ワンオペベビーカーのときは、段差のないところをなるべく選ぶようにしています。
六義園ならバリアフリールートがあるので安心です。
「車いす用のルート」という看板があるのでこちらを見ながら行くのが良いでしょう。
公式ホームページからダウンロードする場合はこちら。
赤いコース(約30~40分)と青いコース(約60~70分)があってどれくらいゆっくり回りたいかでコースを選択できます。
わたしたちは赤いコースを選択しました。
砂利道もありますが、粒が細かいのでベビーカーを押せないほどではありませんでした。
歩けるお子さまの場合、ベビーカーは正門のサービスセンターのところに置かせてもらえるようです。
①圧巻の枝垂れ桜
②水とのコントラストが美しい日本庭園
③心も体も癒されるお抹茶体験ができる吹上茶屋
④桜だけじゃなく季節の花を楽しめる
①圧巻の枝垂れ桜
正門を入ってすぐ見られるのが枝垂れ桜です。
ここが1番のポイントですので、お楽しみください。
枝垂れ桜は大きいので少し離れて見てもいいかもしれません。
こちらのしだれ桜は「エドヒガン」という種類で樹齢が70歳くらいだそう。
枝がやわらかいので大きく成長しながら垂れていくそう。
長い間、人々を楽しませてくれているのですね。
②水とのコントラストが美しい日本庭園
枝垂れ桜からさらに奥に進んでいくと池のある庭園が出現します。
六義園は池のまわりに築山(人口の山)や茶屋などがある日本庭園のつくりです。
池があることでまわりを取り囲む自然の風景に風情が生まれていると感じました。
高いビルが見えないので東京にいるのを忘れるような気がしました。
③心も体も癒されるお茶体験ができる吹上茶屋
詳しくは後述していますが、六義園には抹茶の飲める吹上茶屋があります。
少しの段差はありますが、ベビーカーでも入れます。
ゆったりとした時間の流れと美味しいお菓子とお抹茶が日々の育児の疲れを癒してくれました。
④桜だけじゃなく季節の花を楽しめる
枝垂れ桜が美しいのは前述のとおりですが、春に見られる花はほかにもあります。
1年中楽しめる花木があるのでいつ行っても楽しいです。
季節 | 見られる花 |
春 | サクラ(シダレ、ソメイヨシノ)、ツツジ、ヤマブキ、サツキ、コブシ、フジ |
夏 | ハギ、アジサイ、ムクゲ |
秋 | 紅葉(モミジ、イチョウ、ドウダンツツジ) |
冬 | ロウバイ、ツバキ、ウメ、サザンカ |
3月に行ったときにはツバキやユキヤナギが見られました。
ツバキは④もあたり、ユキヤナギは②のあたりで見られました。
理由② 都会とは思えない静けさで赤ちゃんも安心
六義園のおすすめポイントは静かなところ。
0歳の赤ちゃんはいつ寝るかわかりません。
ベビーカーに乗せていると気づいたら寝ていたなんてことも多いです。
そのとき困るのが騒音。
赤ちゃんは小さな音でも起きてしまいます。やっと寝たと思ったのに、大きな音で赤ちゃんが起こされてしまうのは可哀そう。
六義園では都会にありながら敷地が広く、園の中は静かです。
時折聞こえるは鳥の声や風の音。
赤ちゃんにとっても心地の良い空間に違いありません。
平日はより人が少ないので子どもと行くのにおすすめです。
大人も日常の喧騒から離れてリラックスできます。
とくにおすすめなのは、一本はいったところにある滝見茶屋(あかまる)です。
茶屋と行ってもベンチがあるのみなのですが、人が少なく、より静かに庭園を楽しめます。
理由③ 赤ちゃんと大人が楽しめる本格的な日本庭園
赤ちゃんとのお出掛け。
0歳くらいの時は実際赤ちゃんが楽しんでいるか、正直よくわかりません。。
そこで楽しみたいのは大人。
六義園の自然には日々の育児のストレスから解放される力があると感じました。
ここで六義園の歴史をご紹介しましょう。
六義園の背景や成り立ち、見どころを知るとより楽しめると思います。
六義園の歴史
大老格であった柳澤吉保(よしやす)が元禄8年(1695年)に下屋敷として自ら設計・指揮して、7年の歳月をかけて「回遊式築山泉水庭園」を造り上げました。
柳澤吉保といえば、五代将軍徳川綱吉からの信任が厚く学問にも秀でた名君だったそう。
普通なら部下に任せて造らせる庭園を吉保自らが設計・指揮したなんて、よっぽどのこだわりがあったのですね。
吉保の没後、明治時代になると荒れ果てていたこの庭園を三菱創業者の岩崎弥太郎氏が買い取り、庭園を整備しました。
その後、東京市に寄付。
現在は国の特別名勝に指定されています。
都立の公園として国の特別名勝に指定されているのは、小石川後楽園、旧浜離宮恩賜庭園と合わせて3つのみ。
貴重な庭園であることがわかりますね。
和歌に造詣の深かった吉保は、古来、和歌に多く詠みこまれた名所=「歌枕の地」を再現しようとしました。
六義園は、「和歌のテーマパーク」とも言われているのです。
庭園は中の島のある大泉水を樹林が取り囲み、紀州(現在の和歌山県)和歌の浦の景勝や和歌に詠まれた名勝の景観が八十八境(※)として映し出されています。
※八十八境とは、万葉集や古今和歌集から名所・名勝を選び、園内に和歌にちなむ景観。
和歌山県って歌の和歌に由来していたのですね。
六義園のお花の見どころ
六義園の見どころはなんといっても枝垂れ桜。
園内に入るとすぐに迫力のある桜が迎えてくれます。
満開の枝垂れ桜は見ものです!!子どもがもう少し大きくなったらまた見せてあげたい。
枝垂れ桜なので、ヨメイヨシノより少し早い時期(3月中旬)なので、お花見の混み合う時期をズラして鑑賞できるのも良いです。
枝垂れ桜が有名ですが、一部ソメイヨシノも咲いています。
六義園のお庭の見どころ
子どもの体調不良はいつ起こるかわかりません。
桜の時期を逃しても、四季折々美しい庭園で見どころがたくさんあります。
景色を見るだけでも楽しめますが、日本庭園に詳しくなると面白さが増します。
六義園の特徴は「回遊式築山泉水庭園」。
回遊式:真ん中に池があり、池のまわりを歩いて楽しむ庭園。
築山泉水:人工的に土砂を用いて築いた山(築山)や池の他に茶室・林・田園などいろんなものを有機的につなげたりする。
西洋の庭園は主に直線的で左右対象です。
一方、日本庭園は曲線的で左右非対称なものが多いです。
日本庭園は、山や海、川などの自然の景色を、石や流れ、植物などを並べてして人工的に造っています。
日本庭園と言えば、枯山水が有名ですね。水を用いずに岩や砂で山水を表現した石の庭です。水がないのに水が想像できる。風情が感じられますね。
六義園の初夏の見どころ
六義園では1年中四季折々の草花が楽しめます。
初夏の5・6月にはアジサイが見ごろになります。
大きな花を咲かせる西洋のアジサイでなく、日本古来の品種が楽しめます。
六義園には約15種1,000株のアジサイが植えられているそう。
日本古来のアジサイ(ヤマアジサイ)を中心に、江戸時代から知られている古品種を中心に見ることができます。
とってもかわいらしいアジサイですね。
理由④ お弁当もお茶も持ち込みOK!赤ちゃんと休憩できる
六義園では、アルコール以外の飲み物とお弁当などの持ち込みがOKです。
子連れでいくならお花見気分で園内でお弁当を食べるのもよいでしょう。
園内にはベンチなどもあるので、ちょっとした休憩も可能です。
赤丸の箇所にはベンチや席のある売店があります。
園内に持ち込んでお弁当を食べるなら滝見茶屋がよいでしょう。
もう1つおすすめなのが「吹上茶屋」の抹茶です。
出産してからお抹茶をゆっくり飲む時間なんてなかった。
入り口は大きな石がありベビーカーでは入りずらいですが、中はお茶屋さんのようになっており、ベビーカーの横づけが可能です。
ただ、桜の時期は混み合うこともありますのでご注意くださいね。
上生菓子とお抹茶セット(850円)をいただきました。
お抹茶は熱いのか冷たいのかを選べます。
上生菓子は「カキツバタ」をモチーフにしたものでした。
数名のグループで来られていた方には違う種類のお菓子がふるまわれているようで、季節ごとに数種類が用意されているようでした。
育児の合間のひととき。癒しの時間になりました。
駒込にある六義園の吹上茶屋からは庭が一望でき、風情のある場所です。
六義園内にはおむつ替えスペースや授乳スペースもあるので赤ちゃんと行くのも安心です。
ベビーカー :◯
※車椅子ルートあり
おむつ替え:〇
※正門横のトイレ内(多目的トイレ)にベビーベッドあり。
授乳スペース:〇
※正門サービスセンター内の救護室。
理由⑤ 周辺にベビーカーで行けるミュージアムやレストランがある
六義園周辺にはベビーカーで行けるスポットがあります。
実際に行ったことのある2か所をお伝えします。
本好きな人におすすめの東洋文庫ミュージアム
ベビーカー連れでゆったりランチしたい人におすすめのトラットリア・イタリア
本好きな人におすすめの東洋文庫ミュージアム
東洋文庫は、広くアジア全域の歴史と文化に関する東洋学の専門図書館ならびに研究所です。
約90年に及ぶ歴史を有するアジア最大の東洋学センターであり、国際的にも世界5指の1つに数えられているそうです。
そのミュージアムが東洋文庫ミュージアム。
時期によってさまざまなな企画展が催されています。
気になる企画展があれば六義園の帰りに行ってみるのもいいでしょう。
驚くのはその本の多さと展示の美しさ。
東洋文庫ミュージアム概要
公式ホームページはこちら。
所在地 | 〒113-0021 東京都文京区本駒込2-28-21 |
アクセス | JR・東京メトロ南北線「駒込駅」から徒歩8分 都営地下鉄三田線「千石駅」から徒歩7分 都営バス上58系統・茶51系統「上富士前」から徒歩1分 |
電話番号 | 03-3942-0280(ミュージアム) 03-3942-0400(オリエント・カフェ) |
開館時間 | 10:00〜17:00(入館は16:30まで) |
入場料 | 一般 900円 65歳以上 800円 大学生 700円 中・高校生 600円 小学生以下は無料 |
休館日 | 毎週火曜日(ただし、火曜日が祝日の場合は開館し、翌平日が休館) |
ベビーカー連れでゆったりランチしたい人におすすめのトラットリア・イタリア
六義園周辺にはランチできる場所はたくさんあるのですが、どこもあまり広くありません。
ベビーカーの子連れで困るのは入店をお断りされたり、ベビーカーは畳んでほしいと言われてしまうこと。ベビーカーのまま入れるお店はとってもあべ美たいです。
ベビーカーのまま入れるイタリアンのトラットリア・イタリアに行きました。
品川や目黒、上野にもあるカジュアルイタリアンのお店です。
東洋文庫ミュージアムから徒歩2分、六義園からも徒歩3分で行ける近さです。
ランチメニューはパンとサラダとドリンクがついて1,000~1,400円とお得です。
味も美味しかったです。
トラットリア・イタリア
公式ホームページはこちら。
所在地 | 東京都文京区本駒込2-28-10 文京グリーンコート1F |
アクセス | JR駒込駅南口より徒歩10分 または メトロ南北線駒込駅2番出口より徒歩8分 または 都営三田線千石駅A3出口より徒歩5分。 |
電話番号 | 03-3943-7165 |
営業時間 | Lunch – 11:30~L.O.16:30 Dinner – 17:00~22:30(L.O.21:30) |
口コミでもお手軽においしいイタリアンが食べられて人気のようです。
実際に行った人の感想を調べてみました
子どもと六義園に行った方の感想を調べてみました。
人によっては砂利道でベビーカーを押しにくいという意見もあるようです。
六義園にかけこみ🍁ピークアウトしつつありましたが、目に鮮やかな紅葉を堪能☺️六義園は後楽園と違ってベビーカーでもぐるっと回れるのが子連れにはありがたい🙏 pic.twitter.com/akxOKGtGJ9
— みなみ (@hgtkncminami) December 9, 2022
紅葉の季節の六義園。ぜひ行ったみたいです!
子どもと仕事帰りのお父さんと待ち合わせして、六義園の夜桜を観に行ってきた。
— ひはら みちこ@板橋区議会議員(日原未知子) (@yomenardo) March 27, 2019
こんな綺麗な風景は、たくさん子どもに観てほしいな。 pic.twitter.com/9n95yS7zw2
子どもの年齢によってはライトアップの時間もあり。子どもに見てほしい風景ですね。
六義園の施設情報
所在地 | 東京都文京区本駒込六丁目 |
アクセス | JR山手線・東京メトロ南北線「駒込」駅から歩いて7分 都営地下鉄三田線「千石」駅より歩いて10分 |
開園時間 | 午前9時~午後5時(入園は午後4時30分まで) |
休園日 | 年末・年始(12月29日~翌年1月1日まで) |
入園料 | 一般 300円 65歳以上 150円 ※小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料 ※夜のライトアップは金額が異なります。 |
JR駒込駅からのルートマップ
JR駒込駅も東京メトロ南北線の駒込駅もエレベーターがあるのでベビーカーでも安心です。
※2023年3月時点
よくある質問
Q.枝垂れ桜はいつ頃咲きますか?
A.年によっても違いますが、3月の下旬が見ごろになるようです。
2023年は3月20日行って満開、2022年は4月1日に行って終わりごろでした。
Q.飲食は可能ですか?
アルコール以外の飲食は可能でした。桜の時期でもアルコールはNGです。酔っぱらっているお花見客がいないので赤ちゃん連れには安心です。
Q.レジャーシートは使えますか?
A.園内でのレジャーシートの利用や芝生地内への立ち入りはできませんでした。レジャーシートでのお花見はできないので、ご注意ください。
Q.1番のお花見スポットはどこですか?
A.やっぱり正門はいってすぐにある枝垂れ桜でしょう。ソメイヨシノは枝垂れ桜の後に咲きますが、園内に植えられている数は少なかったです。
Q.桜の時期は混んでいますか?
A.かなりの混雑が予想されます。平日にいったので歩けないほどではありませんでしたが、人が入らないように枝垂れ桜を撮るのは困難です。
休日はもっと混むことが予想されます。
混む時期はオンラインチケットを必ず購入しましょう。
Q.休園日はありますか?
A.年末年始12月29日~1月1日までの4日間です。その期間以外は通年開園しているそうです。
Q.コイへのえさやりはできますか?
A.園内でのコイや野鳥へのえさやりはできないようでした。
Q.駐車場はありますか?
A.駐車場はありませんでした。周辺の駐車場情報はこちらをご参照ください。。
さいごに
ワンオペでベビーカーで赤ちゃんといった六義園がとってもよかったのでシェアさせてもらいました。
赤ちゃんは覚えていないかもしれませんが、風流な日本庭園でお花見を一緒に楽しむことができるのでお勧めです。
赤ちゃんと自然に癒されてたいと思ったら六義園に出掛けてみてくださいね。
自然が好きなら目黒にある自然教育園もおすすめです。